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アイアンキング考~その3 [特撮]

今回は、挿入歌について記したいと思います。

アイアンキングの音楽は、以前にも弊ブログ(http://blog.so-net.ne.jp/fumi-chan/2006-01-22)で書いたように、仮面ライダーやタイガーマスク等でも知られるアニメ音楽の巨匠、菊池俊輔氏が担当しており、このアイアンキングでも素晴らしい仕上がりになっている。それと同時に、石橋正次の歌唱力を意識したのか、日本の抒情歌を中心とした色々な歌が劇中でふんだんに使われており非常に興味深い。以下は、そのような挿入歌を纏めてみたものである。

山男の歌(第1話)
作詞・神保信雄/作曲・不詳
劇中で使われる、記念すべき最初の歌。夕食後、弦太郎がゆき子の持っている白いギターを手にし、ゆき子と二人で歌い始める。

五木の子守唄(第2話)
日本民謡。
弦太郎の弾き語り。

この道(第3話)
作詞・北原白秋/作曲・山田耕作
ヒッチハイクしたトラクターに揺られながら、弦太郎・五郎・ゆき子の三人が歌う(ギターは弦太郎)。

月の砂漠(第4話)
作詞・加藤まさを/作曲・佐々木すぐる
弦太郎の弾き語り。

惜別の歌(第5話)
作詞・島崎藤村/作曲・藤江英輔
弦太郎の弾き語り。小林旭の持ち歌。

ゴンドラの唄(第6話)
作詞・吉井勇/作曲・中山晋平
命短し恋せよ乙女・・・ゆき子に送る歌として、五郎がギターを弾き、弦太郎が歌う。

竹田の子守唄(第7話)
日本民謡
弦太郎の弾き語り。赤い鳥のヒット曲でもある。

若者たち(第7話)
作詞・藤田敏雄/作曲・佐藤勝
かずことの別れのシーンで、弦太郎と五郎が歌う。

人生の並木道(第8話)
作詞・佐藤惣之助/作曲・古賀政男
村の学校に上がりこんだ弦太郎によるピアノの弾き語り。ディック・ミネの持ち歌。

雪国へおいで(第9話)
作詞・丹古晴巳/作曲・叶弦太
石橋正次の持ち歌で、大ヒット曲「夜明けの停車場」と同じ作詞・作曲のコンビによる。知り合った女性グループとのキャンプファイヤーで、弦太郎が弾き語りをするのだが、うっとりと聞きほれる女性軍に五郎の妬みが募る。

ともしび(第10話・第17話)
訳詞・楽団カチューシャ/ロシア民謡
第10話では、弦太郎がピンチの時に偶然通りかかった女性・きょうこ(志摩みずえ)が歌っていた。第17話では、弦太郎による弾き語り。

旅愁(第11話)
日本語詞・犬童球渓/作詞・作曲 ジョン・P・オードウェイ
弦太郎の弾き語り。「うるさくて眠れない」と、カトリーヌ女王にギターを取り上げられる。

浜辺の歌(第12話)
作詞・林古渓/作曲・成田為三
弦太郎の弾き語り。

七つの子(第13話)
作詞・野田雨情/作曲・本居長世
弦太郎の弾き語り。「からす なぜなくの」の歌。

遠くへ行きたい(第14話)
作詞・永六輔/作曲・中村八大
弦太郎の弾き語り。

お祈りの歌(第16話)
なかよくなさいとイェスさまの(第16話)
どちらも讃美歌。シスター役の水沢有美が歌う。

村祭(第18話)
作詞/作曲不詳
祠の前で、五郎が調子に乗って歌いだす。

スキー(第20話)
作詞・時雨音羽/作曲・平井康三郎
蔵王のスキー場で気分が盛り上がったか、弦太郎・五郎・典子の三人は滑走しながら歌う。

俺ら炭鉱夫(第20話)
作詞・横井弘/作曲・鎌多俊与
同じくスキー場で、弦太郎と五郎が調子に乗って歌いだす。三橋美智也の持ち歌。

お嫁にもらおう(第23話・第25話・第26話)
作詞・千家和也/作曲・叶弦太
石橋正次の持ち歌。
第23話では、途中で立ち寄ったドライブインのレストラン内でBGMとしてかかっている。
第25話では、キャンプ地で弦太郎が弾き語り。
第26話(最終回)では、戦い終えた後に、ビルの屋上で弦太郎の弾き語りに合わせて五郎と典子がダンスを踊る。さらに、エンディングの、弦太郎・五郎・典子の三人が砂浜を行くシーンでは、典子が歌い、「どっちのお嫁に行こうかな」と弦太郎・五郎に迫った。

なお、最終回の最後では、エンディングテーマである「ひとり旅」をバックに、回想シーンが流れる。菊池俊輔氏によるこのエンディングテーマは、特撮・アニメ音楽史上に残る傑作だと改めて思う。

それではまた!


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