キカイダー 第23話～26話

キカイダーの話を続けます。当分続きます。

＜第23話＞キイロアリジゴク3兄弟参上！

ここでは、同じく石ノ森章太郎さん原作で、1971年10月から1972年3月にかけて放映された、「好き！好き！魔女先生」のヒロイン「月ひかる」役を演じた、菊容子さんがゲストで出演されています。話の中で、菊容子さん扮する加東亜矢子は、若きロボット工学博士である横江川氏との結婚を1日後も控えているという設定で、ギル博士はこの博士が家庭を持つことにより生活が安定し、光明寺博士に匹敵する科学者に成長することを恐れ、そうなる前に亜矢子を殺してしまおうという計画を立てます（何故博士本人をターゲットにしないのであろうか・・・）。
この話は1973年12月に放映されたわけですが、その後75年4月、菊容子さんは当時交際していた男優に絞殺されてしまったとのことです・・・

なお、ミツ子は亜矢子に対して「結婚できる人を愛せて羨ましい」とのバクダン発言をします。ミツ子のジローを思う気持ちは当初より明確なのですが、段々とエスカレートしていく様子がまた見ものでもあります。

＜第24話＞魔性の女？？モモイロアルマジロ

この話のロケ地については、まだ現地調査はできていませんが、相模湖より少し東京よりにある、ダムによってできた人造湖の「城山湖」が舞台として使われています。是非近く行ってみたいと思っております。

ロケ地に関してはあまりお話することがないのですが、印象的な話なので少し続けさせて頂きます。

この話、子供番組にしては・・・ちょっとエッチです。
モモイロアリマジロは、女性ロボットであるわけですが、昔でいうところのグラマーな、ボディコンの女性に変身し、男を誘惑しては改造人間にしたてる、というものです。

どのようにエッチかと言えば・・・
・「くるくるくるくる　ヤー」と言いながら腰をいやらしくフリフリ動かして変身、誘惑した男には最後にオデコにキスをして管理番号をつける。
・カメラアングルも、股下の間から風景をクローズアップしていくシーンが連発。
・ハンペンの誘惑シーンでは、今でいうところの「巨乳」に顔を埋めさせて意識を失わせる（この時、ハンペンは「ちち、ちち」と言っています）
・変身後のモモイロアルマジロにも、いわゆるオッパイにあたる部分があり（変身シーンではここが人間の姿のオッパイ部分とオーバーラップする）、ハンペンが抵抗するなかでその部分にさわると「どこさわってんのよ」と怒る

因みにハンペンの誘惑シーンは歌舞伎町でロケが行われているようです。また、この時にバックで流れている音楽は、山本リンダの「狂わせたいの」。「ぼやぼやしてたら私は誰かのいい子になっちゃうよ」という歌詞がまさにピッタリ。

話は変わりますが、女性ロボットというと、すでに「女ベニクラゲ」なども登場しているわけですが、モモイロアルマジロはまさに人間的な女性の要素が強く注ぎ込まれています。全体的に回を重ねる毎に、単なるギル博士のために闘うロボットから、人間的な感情が入るようになっているように見受けられます。実際に、キカイダーの視聴者は話が進むにつれて思ったより年齢層は高くなってきたみたいで、途中からは小学高学年から中学生あたりを念頭においたシナリオ作りがなされていたようです。

＜第25話＞ダイダイカタツムリ悪魔の口笛

この話では、横浜の山下公園周辺が使われています。
ジローが登場するのは、マリンタワーの鉄骨部分。戦闘シーンは、氷川丸をバックに、繰り広げられます。

＜第26話＞ミドリマンモス地球冷凍作戦

光明寺博士は、普段背広姿で逃げ回っているわけですが、これだけ話が進んでくると、視聴者はおそらく「光明寺博士は普段どうやって生計を立てているのだろうか」と疑問を持ち始めた頃かと思います（ミツ子やマサルも同じですが・・・）。

この疑問に応えてくれたのがこの話。光明寺博士は「東京園芸センター」の若い女性に助けられ、そこで働いているのです！その後、光明寺博士は色々な職を転々とします（また都度ご紹介します）。

それではまた！

コメント 2

キイロアリジゴク三兄弟！
懐かしいですな。
菊容子さんについては、
この記事を見て早速インターネット
で調べてみたでせう。

ではマタ♪
by ニンニン (2005-12-17 09:33) 

ニンニンさま

お役に立てて光栄であります。
これからも有益（？）な情報を提供できればと思います。
by ふみちゃん (2005-12-17 12:16)