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ジェイ・グレイドンの新譜 [音楽]

昨日、池袋の西武にあるWAVEで、Jay Gradonの新譜が出ているのを発見した。
タイトルを ”Past to Present” という。

パスト・トゥ・プレゼント・ザ・70S

パスト・トゥ・プレゼント・ザ・70S

  • アーティスト: ジェイ・グレイドン
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD

Jay Gradonが1978~79年頃に自宅のスタジオ等で録音した未発表音源に手を加えたもので、まさに過去のものが現在に甦ったわけだ。

メンバーも豪華。
Jeff Porcaro、David Hungate、Greg Mathieson, David Fosterなど、80年前後のウエスト・コーストの音楽シーンを支えた超一流ミュージシャンばかりである。
いや、当時のウエスト・コーストは、どのアルバムもバックはこのような一部の人達に支えられていたと言っても過言ではなく、Boz Scaggsの”Middle Man”なんかは、はっきり言ってTOTOそのものであったりした。

前置きはこれくらいにして、早速聴いてみた。

ショート・ディレイをかけたようなブ厚い歪み系のソロ、枯れたペキペキした感じの音のバッキング。
ああ、Jay Gradonの音は健在だ。
というか、当時の音だから当然なのであるが。
そして腹に響く、ズシーンとくるヘビーなドラムスやベース。
打ち込みではこんな雰囲気は出せないハズだ。

どの曲も軽快でカッコいい。
「とにかくこの1曲がすごい」というようなものではないのだが、トータル性は抜群だ。
これこそ自分が好きだった音である。
今後、自分の愛聴盤になることはマチガイなさそうだ。

ところで、アルバムの宣伝ではJay Gradonのことを「AORの第一人者」的な紹介の仕方をしているのだが、ボク自身はあまり「AOR」という意識はなく、あくまでもウエスト・コーストだ。
以前にも弊ブログ「AORに関する一考察」で申し上げたが、AORというジャンルは今一つわからない。
私には、Jay GradonをAORというジャンルにカテゴライズしていた記憶はないのだが…

それではまた!

「AORに関する一考察」
http://blog.so-net.ne.jp/fumi-chan/2006-04-30


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コメント 4

ニンニン

AORの範疇というのは本当によくワカリマセンね。
とあるAORのアルバムの紹介本にはTOTOやGreg Mathiesonの
ベイクドポテトのライブ盤まで掲載されていました。
これまでもっていたAORというジャンルのイメージでは、
ビリー・ジョエルなんかの方がまだTOTOやGreg Mathiesonよりも
AORっぽいのに彼はAORとしては紹介されることがない。

ウエスト・コースト=AORなのでしょうか?
by ニンニン (2006-10-04 01:02) 

ふみちゃん

ニンニンさん お久しぶりです。
ベイクドポテトがAOR?
ボーカルが入っているのであればわからないでもないですが、それだったらラリー・カールトンやリー・リトナーなどのウエスト・コースト系のフュージョンもAORってことか・・・
などなど考えるとAORは、ウエスト・コーストの中で、80年前後の、厳選された大人のムードのポピュラー・サウンドということになるでしょうか。
ビリージョエルはニューヨーカーなので、この定義からまず最初に除外されるということで整理できます。
ど、どやろ。この考え・・・
by ふみちゃん (2006-10-05 01:03) 

ニンニン

書いたあとにビリー・ジョエルがAORっぽい
とはちょいと言いすぎかな?と思いました(笑)。

最近またRockの名盤LPの収集に凝ってます。
イーグルスの"ホテル・カルフォニア”、
オールマン・ブラザース・バンドの
"フィルモア・ライブ”、ツッェッペリンの"フィジカル・グラフティ”
などなど我が家のLPライブラリーが増えました。
by ニンニン (2006-10-05 23:21) 

ふみちゃん

ニンニンさん
私は、そのあたりのロックの名盤には疎いのですよ。
今度ご教示いただきましょう。
by ふみちゃん (2006-10-06 00:31) 

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