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東京の集い [交遊抄]

先週末、母校である中学・高校の友人と酒を酌み交わしました。場所は「赤坂うまや」。こうした会を開く時に、大抵幹事役を引き受けてくれるS君の選ぶ店はいつも洒落ている。

   

今回は、京都からU君が出張で東京に来るのに合わせて集まりました。結局4人という小規模な宴会となりましたが、それもまた楽しいものです。実はU君とは在学時代はほとんど口も聞いたことがない(仲が悪かったわけではなく、接点がなかった)ので、不思議なものですが、何しろ卒業して23年間も経っているので、「今どうしているか」「卒業してからどうなったか」という切り口で話題は尽きないものです。

幹事役のS君とは、通学電車が同じで、阪急茨木市駅7時18分発の、急行電車の8両目の一番前のドアに乗り込むと、いつも隅の席に座って、皆のカバンを引き受けてくれました。今では大手企業に勤める会社員であります。

当日のもう一人のメンバーであるM君とは、バンド仲間でありました。彼の担当はベースでしたが、オーケストラもやっていて、ホルン(だったかな)を吹いていました。実家が美容室で、多くの友人がお世話になったはず。今では独立して建築事務所を営んでいます。

こうした中学・高校の友人との「東京の集い」は、多い時では、10人以上の規模になります。医者、作家、ミュージシャン、独立して会社を営むもの等、卒業生の中でもかなりバラエティーに富んだ顔ぶれとなっています。

こうした飲み会は、5年前から続いており、平均すれば年に2~3回くらい会っているのですが、私にとって、中学・高校の友人とは、それまで10年以上の間、まったくの音信不通になっていました。最大の要因は私の不精なのですが、きっかけとしては大きく3つほどあって、①大学3年の終わりに親が大阪から小倉に引っ越したため、大阪に行く機会がめっきりなくなってしまったこと、②入社してすぐの勤務地が名古屋となり、東京からも一時離れてしまったこと、③東京に戻ってからも独身寮・アパート・家族社宅と生活事情に合わせて住所を点々とした挙げ句の果てに、NYに転勤になってしまったこと、が挙げられます。

ちょうど5年前の今頃でした。もう縁は切れたかなあ、と中年を向かえ少し淋しくなっていたところ、勤務中に一服して席に戻ると、一枚の電話メモがありました。S君が会社の代表電話に架けてきたのです。何でも、その数日前に、久しぶりに何人かで会ったところ、東京在住の同期生を調べて、もう少し大きな規模で飲み会をやろうじゃないか、ということになったらしい。私の勤務先までは、卒業後の名簿にあったらしく、探し当ててくれました。本当に感謝しています。

それではまた!


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