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キカイダー01考~その1 [キカイダー]

1ヵ月ほど前に「キカイダー01」のDVDボックスを購入したのだが、先日やっと全話見終えたので、ここにその雑感を記録しておきたいと思ふ。

私が「キカイダー」をこよなく愛していることは、このブログを始めた動機の一つが、その魅力を記録に留めておきたかったことからも明白であるが、「キカイダー01」の方は、それほどの思い入れがあるわけではなかった。
ただ、どうしても「キカイダー」と「キカイダー01」は、セットで論じられることが多いため、やはり01についても、キカイダーloverの私にとっては、今一度見識を深めておく必要があると感じたものである。

全体的な感想として、01そのものは鑑賞に堪えうる出来だと思うのであるが、キカイダーと比較するとやはり見劣りがするというのが率直な感想であった。
先入観も含め、色々と理由はあると思うのだが、一番に思ったのがストーリーの一貫性である。どうも話を進めて行くうちに、都度思いつきで方向転換されていったような気がする。
今回は、登場人物のうち、人間側のキャラクターの設定について考察したい。

まずは、キカイダーで言えば「マサル」に相当する「アキラ」の位置づけ。
彼はギル博士の実の息子で、背中に重大な設計図が記録されていることで、ハカイダーに追われる。後に登場する兄の「ヒロシ」にも設計図の一部が記録されており、二人合わせて、巨大ロボット「ジャイアントデビル」の設計図になっていたという設定であった。
アキラ、ヒロシは敵に捕らえられ、設計図は解読されてしまうのであるが、ジャイアントデビルは頭部が作られたところで01に破壊され結局完成しなかった。
こうしてここまでストーリーの肝であった筈の部分はうやむやになり、ひいてはアキラ・ヒロシも、その後も登場し続けるのではあるが、全体としてはどうでもよい存在になってしまった。

次に、カメラマン「百地頑太」について。
彼はキカイダーでいうところの「服部半平」に相当するキャラだったと思われるが、何のために登場しているか終始中途半端であり、途中から前触れもなく消えてしまった。

そしてリエコとミサオ。
ギル博士の下で、リエコはアキラの、ミサオはヒロシの世話係であったという設定。
リエコは第一話から登場し、アキラを常に影から見守り、危険が迫ると援護するのであるのであるが、ジャイアントデビルの件が落ち着いた頃に突然強くなったかと思うと、「実は人造人間だった」ということが明らかになり、アキラ達を守って爆死してしまう。ちょっと展開が急だったかなと。
また、ミサオはヒロシの世話係という設定に拘らず、特に後半はオトボケキャラが強まって、それらしい感じはなかった。どちらかというと、先の百地頑太の代わり、つまりは服部半平の役割がこのキャラに変換された印象である。

次回は、ロボット側の登場人物について論じてみたいと思ふ。

それではまた!


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