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After You've Gone [鉄道]

昨年5月14日に閉館となった、交通博物館のその後をレポートします。

交通博物館の看板コンビ、D51と0系新幹線は撤去されている(2ヶ月前には既になかったことを確認している)。

2階の休憩所と本館を結ぶ通路は撤去されている。無残な姿だ。

鉄橋に書かれていた交通博物館の案内表示は消された。
この四角のマスには「交通博物館→」と書かれていた。
ここには掲載しないが、この鉄橋の裏側のマスに書かれていた表示も消されたいた(裏側は「←交通博物館」)。

建物そのものにはまだ表示が残る。いつまでこの雄姿を拝めるのだろう。

それではまた!



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明日に向かって撃て! [映画]

久しぶりにこの映画を見ました。

最近、増尾好秋さんのアルバムで、杉本喜志代さんも参加している「バルセロナの風」というCDを見つけたのであるが、この中にバート・バカラックの曲が2曲入っていた。
どちらも良い曲だったのであるが、特に「I Say a Little Prayer」という美しくかつ変拍子の不思議な曲に引きつけられた。
バカラックと言えば、カーペンターズの「Close to You」やBJトーマスの「雨にぬれても」等の数々のヒット曲で知られる偉大なるメロディー・メーカーである。
「もう少し深くしるべし」と思い立ち、これを機に、私はバカラックのCDを集めだしたわけである。

そして「明日に向かって撃て!」はバカラックが音楽を担当している。
先の「雨にぬれても」もその挿入歌である。
以上が、この度、またこの映画を見てみようと思った理由である。

この話は、19世紀終わり頃から20世紀初頭にかけての実話に基づいたものらしいが、「二人のならず者の男が警察に追われ、逃亡生活を送りながら強盗を繰り返していくのだが、徐々に追い詰められていく。」という、単純に言えばそんなストーリーで、緊張した場面の中で描かれる固い友情やユーモアは、迫力のある大自然と素敵な音楽に盛り上げられており、とても好きな映画である。

二人の役割は、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)が作戦等の頭脳を担当、サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)が早撃ちのガンマンという設定で、ルパンと次元の関係に似ていると言えなくもない。
また、サンダンスの恋人、エッタ・プレイス(キャサリン・ロス)は彼らと共に行動しサポートする。

「明日に向かって撃て!」というタイトルは、ラストのストップモーションのイメージがそのままタイトルになっているような気がするのであるが、原題は「ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド(Butch Cassidy and the Sundance Kid)」という極めて単純なもの。ただ、このストーリー全体としては、原題の方がマッチしているような気がする。

余談になるが、かつてハムスターを飼っていたことがあった。
飼育始めの名前を決める会議で、丁度この映画を見た後だったせいか、私はオスの名前の候補にサンダンス・キッド、メスの名前の候補にエッタ・プレイスを挙げたが、採用されなかった。

それではまた!


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アイアンキング考~最終章 [特撮]

アイアンキング考シリーズの最後は、恒例のロケ地について記しておきたい。
アイアンキングの場合、富士山周辺の地域でロケが行われていることが多いような気がするが、残念ながら場所が特定できたのはほんの一部。
代わりにと言っては何だが、ロケ地以外の気付いた点について記録に留めておきたい。

第3話
河口湖遊園(冒頭でヒッチハイクをするシーン)

第5話
箱根ドリームホテル(五郎らが宿泊するホテル)
エンディングテーマのバックが変更。第5話の最後のシーンの続きがそのままエンディングテーマのバックに使われている。

第6話
富士急ハイランド(不知火一族との戦いのシーンに使われる遊園地)
エンディングテーマのバックが変更。第6話の最後のシーンの続きがそのままエンディングテーマのバックに使われ、暫くこのバージョンが続く。

第11話
エンディングテーマの背景が、独立原野党との格闘シーンに変更。

第12話
ホテルニューオータニ(フラッシャー教授と大和政権の会談場)
伊東水明荘(フラッシャー教授らが宿泊する温泉)
城ヶ崎(れいこが弦太郎・五郎について行くこと決めた吊橋)

第13話
オープニングテーマの背景変更。弦太郎と五郎のストップモーションの画像が綺麗になった。

第16話
お化けマンション(怪獣ロボットとの戦いで炎上するビルの下でのシーン)
この巻より、アイアンキングの変身のシーンが簡略化される。

第19話
西新宿(冒頭のシーンで、当時の東京銀行・八十二銀行が両脇に映っている。現在、八十二銀行の場所には日興コーディアル証券が入っている。)
長沢浄水場(最初に巨大なタイタニアンが出現したシーン)
エンディングテーマの背景が第6話のものに戻った。

第20話
蔵王コンドテル(弦太郎らの宿泊ホテル)

第21話
行川アイランド(坂本博士がよく訪れる場所で、弦太郎らが訪れる)

第25話
丸の内(東京のイメージシーンの一つ)、西新宿(五郎を縛りつけるシーン)、お化けマンション(タイタニアンとの戦いで炎上するビルの下でのシーン)

第26話
新宿駅西口周辺のビルの屋上(弦太郎が「お嫁にもらおう」の弾き語りをするシーン。位置的に京王百貨店の向かいのビルかと思われる)

お化けマンション、行川アイランド、長沢浄水場(http://blog.so-net.ne.jp/fumi-chan/2006-05-28)など、ロケに使われている場所って、ある程度決まっているものなんだと改めて思ったものである。新宿駅周辺のビルの屋上は、キカイダーが始めてハカイダーと対峙した場所でもあるが、こちらはアイアンキングのロケ地とは違い、現在の小田急ハルクの屋上あたりかと推察している。

このあたりを確かめるべく、小生は先日、京王百貨店、小田急百貨店、小田急ハルクの屋上へ行ってみたのであるが、肝心の小田急ハルクの上はゴルフスクールになっていて一般の入場は不可。また京王・小田急両百貨店の屋上も、金網や薄いカーテンのようなもので遮られていたりして、外の様子がよくわからず、非常に残念であった。また、スバルビルの広告塔も、となりにNOVAの看板ができていて、当時のように目立った感はなくがっかり。

余談であるが、新宿駅の西口から南口方面(タワーレコードのあるビルの方)に抜けようと思った場合、小田急を突っ切ることはできないのであろうか。百貨店のB1から行っても1Fから行っても最終的には小田急線の改札にぶちあたって通り抜けることが出来なかった。仕方なく、京王百貨店に回りこんで抜けました。

それではまた!


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アイアンキング考~その3 [特撮]

今回は、挿入歌について記したいと思います。

アイアンキングの音楽は、以前にも弊ブログ(http://blog.so-net.ne.jp/fumi-chan/2006-01-22)で書いたように、仮面ライダーやタイガーマスク等でも知られるアニメ音楽の巨匠、菊池俊輔氏が担当しており、このアイアンキングでも素晴らしい仕上がりになっている。それと同時に、石橋正次の歌唱力を意識したのか、日本の抒情歌を中心とした色々な歌が劇中でふんだんに使われており非常に興味深い。以下は、そのような挿入歌を纏めてみたものである。

山男の歌(第1話)
作詞・神保信雄/作曲・不詳
劇中で使われる、記念すべき最初の歌。夕食後、弦太郎がゆき子の持っている白いギターを手にし、ゆき子と二人で歌い始める。

五木の子守唄(第2話)
日本民謡。
弦太郎の弾き語り。

この道(第3話)
作詞・北原白秋/作曲・山田耕作
ヒッチハイクしたトラクターに揺られながら、弦太郎・五郎・ゆき子の三人が歌う(ギターは弦太郎)。

月の砂漠(第4話)
作詞・加藤まさを/作曲・佐々木すぐる
弦太郎の弾き語り。

惜別の歌(第5話)
作詞・島崎藤村/作曲・藤江英輔
弦太郎の弾き語り。小林旭の持ち歌。

ゴンドラの唄(第6話)
作詞・吉井勇/作曲・中山晋平
命短し恋せよ乙女・・・ゆき子に送る歌として、五郎がギターを弾き、弦太郎が歌う。

竹田の子守唄(第7話)
日本民謡
弦太郎の弾き語り。赤い鳥のヒット曲でもある。

若者たち(第7話)
作詞・藤田敏雄/作曲・佐藤勝
かずことの別れのシーンで、弦太郎と五郎が歌う。

人生の並木道(第8話)
作詞・佐藤惣之助/作曲・古賀政男
村の学校に上がりこんだ弦太郎によるピアノの弾き語り。ディック・ミネの持ち歌。

雪国へおいで(第9話)
作詞・丹古晴巳/作曲・叶弦太
石橋正次の持ち歌で、大ヒット曲「夜明けの停車場」と同じ作詞・作曲のコンビによる。知り合った女性グループとのキャンプファイヤーで、弦太郎が弾き語りをするのだが、うっとりと聞きほれる女性軍に五郎の妬みが募る。

ともしび(第10話・第17話)
訳詞・楽団カチューシャ/ロシア民謡
第10話では、弦太郎がピンチの時に偶然通りかかった女性・きょうこ(志摩みずえ)が歌っていた。第17話では、弦太郎による弾き語り。

旅愁(第11話)
日本語詞・犬童球渓/作詞・作曲 ジョン・P・オードウェイ
弦太郎の弾き語り。「うるさくて眠れない」と、カトリーヌ女王にギターを取り上げられる。

浜辺の歌(第12話)
作詞・林古渓/作曲・成田為三
弦太郎の弾き語り。

七つの子(第13話)
作詞・野田雨情/作曲・本居長世
弦太郎の弾き語り。「からす なぜなくの」の歌。

遠くへ行きたい(第14話)
作詞・永六輔/作曲・中村八大
弦太郎の弾き語り。

お祈りの歌(第16話)
なかよくなさいとイェスさまの(第16話)
どちらも讃美歌。シスター役の水沢有美が歌う。

村祭(第18話)
作詞/作曲不詳
祠の前で、五郎が調子に乗って歌いだす。

スキー(第20話)
作詞・時雨音羽/作曲・平井康三郎
蔵王のスキー場で気分が盛り上がったか、弦太郎・五郎・典子の三人は滑走しながら歌う。

俺ら炭鉱夫(第20話)
作詞・横井弘/作曲・鎌多俊与
同じくスキー場で、弦太郎と五郎が調子に乗って歌いだす。三橋美智也の持ち歌。

お嫁にもらおう(第23話・第25話・第26話)
作詞・千家和也/作曲・叶弦太
石橋正次の持ち歌。
第23話では、途中で立ち寄ったドライブインのレストラン内でBGMとしてかかっている。
第25話では、キャンプ地で弦太郎が弾き語り。
第26話(最終回)では、戦い終えた後に、ビルの屋上で弦太郎の弾き語りに合わせて五郎と典子がダンスを踊る。さらに、エンディングの、弦太郎・五郎・典子の三人が砂浜を行くシーンでは、典子が歌い、「どっちのお嫁に行こうかな」と弦太郎・五郎に迫った。

なお、最終回の最後では、エンディングテーマである「ひとり旅」をバックに、回想シーンが流れる。菊池俊輔氏によるこのエンディングテーマは、特撮・アニメ音楽史上に残る傑作だと改めて思う。

それではまた!


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アイアンキング考~その2 [特撮]

今回は、アイアンキングを彩る華麗なる女性ゲストについて、記しておきたいと思います。

森川千恵子(第1話~第6話)
この方、仮面ライダーの緑川ルリ子役、と言えばピンとくるかも知れない。アイアンキングでは、高村ゆき子として、弦太郎・五郎と旅を共にする。高山植物を研究していると称していたが、実は不知火一族の一味であった。しかし、だんだんと弦太郎に惹かれていく・・・。

関かをり(第7話)
不知火一族のロボットにより墜落した飛行機の機長の娘(かずこ)として登場。この女優、ウルトラマンAの南夕子役に決まっていたのだが、直前に骨折し、降板したとか。

星光子(第8話)
今度は、本当の南夕子役が登場。7話と併せて何ともニクイ試みである。不知火一族の兄妹の妹役で、最後は兄妹ともに死す。

岡崎友紀(第9話)
旅の途中で知り合った女性グループの一人として登場。あまり台詞もなく、チョイ役の感じであった。

志摩みずえ(第10話)
弦太郎が不知火一族に捕われピンチに陥っている時に偶然通りがかる女性(きょうこ)役。結局不知火一族との戦いに巻き込まれ、不幸な死を遂げる。

テレサ野田(第11話)
日本に留学している女王、カトリーヌの役。

夏純子(第12・13話)
独立原野党のメンバー、卯月の恋人(れいこ)役で登場するが、次第に弦太郎にも惹かれていく。この女優の持つアダルトな雰囲気と併せて、サスペンス系恋愛ドラマのような仕上がりになっており、巨大なぬいぐるみが出てこなければ特撮であることを忘れてしまう。

松木聖(まつきひじり・第14話)
キカイダー01の「ミサオ」の登場である。原野党に狙われるロボット博士、福永博士の娘(みちこ)役。

京春上(きょうはるえ・第15話)
弦太郎を助けた診療所の女医の役。この人も、結局原野党との戦いに巻き込まれ、不幸な死を遂げる。

水沢有美(第16話)
保育園のシスター役。弦太郎がキスしたことから、五郎が怒りまくる。この頃から、アイアンキングも少しは強くなったような気がする。

田代千鶴子(第17話)
行方不明になった弟(佐々木隆)を探す姉(まこと)を演ずる。弟は原野党のメンバーになっていた。

大川栄子(第18話)
原野党に襲われた村で生き残った娘の役。最初は弦太郎と五郎を敵であると勘違いする。

右京千晶(第19~26話)
国家警備機構の隊員・藤森典子として、弦太郎と五郎のお目付け役として行動を共にする。名前は「のりこ」であるが、弦太郎らからは「てんこ」と呼ばれる。いつも制服をきており、その話し方や顔の感じなど、青木さやかにちょっと似ている気がする。

桜井マリ(第21話)
坂本博士の娘、よしこの役。「少年同盟」の一員、大木サトコとして、イナズマンにも登場している。

坂口良子(第24話)
スイスのローゼンベルグ博士が発明した燃料の秘密を渋沢博士に届ける任務を任された、渋沢博士の秘書、堀口純子の役で登場。実は小生、坂口良子が好きでした。前略おふくろ様で、渡辺かすみ役で出ていた頃からかな。あと、池中弦太80キロでの暁子役が印象的だった。

伊豆肇(第19話・第26話)
番外編になるが、キカイダーの光明寺博士が、アイアンキングでは津島博士として登場。

それではまた!


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アイアンキング考~その1 [特撮]

キカイダー01の次は、アイアンキングのDVDを制覇しました。

もともと最初の3話分のVHSは持っていたのだが、中野ブロードウェイで4話程度毎にバラで売られているシリーズの一つであるPerfect Collection のVol.6を見つけ、買って見たところ、最初の3話と合わせて全話見たくなったというわけだ。

国家警備機構の隊員である静弦太郎(石橋正次)と、霧島五郎(浜田光夫、アイアンキングに変身)が、国家征服を目指す不知火一族(第1~10話)、独立原野党(第10~18話)、そして地球を植民地にしようとする宇虫人タイタニアン(第18~26話)に挑むというストーリーであるが、石橋正次と、浜田光夫という既に売れている俳優がヒーローに扮しているのが特徴だ。特撮ものの主人公と言えば、「これがデビューです」的な場合が多いと思うのだが。

故にかどうか知らないが、石橋正次の独壇場である。まさに、「TV film of Ishibashi, by Ishibashi, for Ishibashi」のノリである。めちゃめちゃ強いし、ルパン3世並に高いところから落ちても平気である。何しろ、アイアンベルトと称するムチのようなものだけで、何十メートルもある敵に挑むのである。さらに、毎回女性のゲストが登場し、大抵の場合、惚れられてしまうというモテ用。また随所に弾き語りのシーンがあり、自身の曲も含めて歌声を披露している。

一方、アイアンキング自身は極めて弱い。多量の水分を必要とするという設定であり、1分間しか持たないのである。終盤は活躍するシーンも見られたが、始めのころはいつもとどめを刺すのは静弦太郎であった。

ということで、次回から暫くアイアンキングについて考察しておきたいと思う。論点は、「女性ゲスト」「挿入歌」、そして「ロケ地」である。

それではまた!


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小品2~自動販売機 again [閑話休題]

ここまでする必要があるのでしょうか・・・
JR中野駅ホームにて。

それではまた!


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キカイダー01考~その3 [キカイダー]

最後にロケ地について。
ざっと見て分かった範囲ですが、記録に残しておきたいと思います。

第2話「ハカイダー四段攻撃とは何か!?」
・西武園ゆうえんち

第5話「恐怖!青鬼島で卵が笑う!!」
・勝浦ホテル三日月(千葉勝浦)

第8話「イチロー危機!ハカイダー合体!!」
第9話「大犯罪組織シャドウの出現の怪!!」
第10話「大首領ビッグシャドウの怪奇!?」
~山口ロケ
(第8話・9話共通)下関マリンホテル、関門橋、下関水族館・マリンランド*
(第8話)秋吉台、秋芳洞
(第9話)火の山ロープウェイ、展望台と回転レストラン
(第10話)湯田温泉(ホテルタナカパーク)
*下関水族館は2000年12月3日閉館(新水族館「海響館」へ)。隣接のマリンランドも閉園。1999年の台風被害が影響しているとか。

第13話「怪談 妖怪ロクロ首の挑戦!!」
・ホテルえびな(伊東)

第15話「爆発 ジャイアントデビルの秘密」
第16話「恐怖!ミイラ男のニトロ爆弾」
・行川アイランド(2001年8月31日閉園)

第17話「大巨篇!!恐怖の巨人デビル始動」
・東京丸の内、ホテルヴィレッジ(草津高原)

第23話「悪魔のヒトデ女 人類絶滅寸前!!」
・新宿中央公園

第26話「南紀の死斗!!ザダム超能力発揮」
第27話「秘境の激戦!!ザダム地獄の罠」
~南紀ロケ(和歌山那智勝浦)
(共通)さんふらわあ号、ホテルナガヤマ**、那智滝、那智山滝見寺
(第26話)くじら博物館
(第27話)瀞峡、山彦橋
**現在は「ホテル浦島」の一部らしい。

第43話「ビジンダーに恋した若者」
・ホテル川良(伊東)

因みに、本日20数年ぶりに新宿中央公園を訪れた。キカイダーおよび01の放映当時は、まだ京王プラザホテルと、建設中のいくつかのビル(新宿住友ビル等)が聳え立っているぐらいだったので、その光景は随分変わっているだろうなあと思いつつも、さすがに公園の作りは放映当時からあまり変わっていないだろうと踏んだのであるが、甘かった。
キカイダーや01を始めとして、特撮等の色々な番組のロケ地として登場する、当時のシンボルであったであろう円形の噴水は今やないのである。

以上で、キカイダー01考シリーズを終わります。

それではまた!


キカイダー01考~その2 [キカイダー]

それでは、今回はロボット側の登場人物について考察します。

まず、大犯罪組織「シャドウ」の幹部から。
最初はハカイダー4人衆を中心とする「ハカイダー部隊」が01の敵となって立ちはだかるのであるが、第8話あたりから「シャドウ」という別の悪の組織が出現、ハカイダー4人衆のうち、ブルー、レッド、シルバーの3人が倒れるとハカイダーもシャドウの傘下に入るという展開。シャドウはビッグシャドウをヘッドに、シャドウナイト、ザダム、ハカイダーが幹部として君臨する。この幹部同士は、自分の手柄のために、よく小競り合いを起こしている。

<ビッグシャドウ>
ダークのギル博士が狂気に満ちていたのに対して、ビッグシャドウは寛大な印象を受ける。時には「ベリーナイス!」とか「ワンダフル!」とか英語を交え、ユーモラスな一面を持ち合わせている。上司に持つならギル博士よりもビッグシャドウか。

<シャドウナイト>
あまり特筆すべきことはないが、最初に現れたときは相当な強敵というイメージであったが、その後はあとからシャドウに参加したハカイダーに罵倒される等、今ひとつパッとせず、遂には爆死してしまった少し気の毒な悪役。

<ザダム>
第25話より登場。ウルトラマンのペスターのように、二人が横に並んで着ぐるみに入っているロボット。恐ろしい念力を操るが、日光には弱く、3分間しか持たないという設定であったが、いつの間にかその設定は崩れ、平気で太陽の下にいたりする。

<ハカイダー>
キカイダーにおけるハカイダーは、キカイダーを倒すことだけが生きがいで、汚い手は嫌う「最高の悪役」であったが、脳の部分が光明寺博士からギル博士になったせいか、徹底的に嫌な悪役になり下がってしまったのが残念。

次にビジンダーとワルダー。
キカイダーでは、ジローは不完全な良心回路に悩まされ、ミツ子はロボットであるジローに禁断の恋をするという、人間とロボットの間を揺れ動く心が底辺に描かれているのであるが、01におけるこの部分の欠如を補おうとさせた存在が、ビジンダーとワルダーだったのではないか。

<ビジンダー=マリ>
シャドウにより作られたロボットで、ロボットの姿ではビジンダー、人間の姿ではマリという。そもそも01が「良い人」に弱いことに目をつけ、シャドウは意図的に正義の味方として行動するロボットを作り出したのである。そしてマリが着ている服の第3ボタンを外すと自動的に爆発する設定だ。シャドウは遠隔操作によりマリの胸を苦しめると、マリは、着ている服のボタンを外してくれと懇願する。これに従ってボタンを外していくと第3ボタンを外したところで自動的に爆発するという、何ともイヤらしい設定だ。
余談になるが、夜8時放映の番組ということもあり、キカイダーに劣らずエッチなシーンが随所にある。圧巻は第21話「吸血の館 美人女子寮の恐怖!!」。若い女性の血液を奪うシーンで、腕から採血するのにわざわざブラウスを引きちぎるのだ。
さて、ビジンダーに話を戻すと、ワルダーや、ロボットを憎む青年の峠英介から恋をされて悩むなど、人間とロボットの間で気持ちが揺れ動く。
ただ、最後のナレーションで、毎回「微笑んでくれマリ。見せてくれビジンダー。あの太陽にも負けない輝くような笑顔を。」というような台詞が繰り返されるのは恥ずかしさの極みである。
因みに、このマリは志穂美悦子氏が演じているのだが、私は中学生の頃、彼女のファンであった(「熱中時代」で好きになった)。今でも当時のブロマイドを持ってます。

<ワルダー>
どこで作られたのかわからないが、01を倒すためにシャドウに雇われた、侍の殺し屋ロボットである。善悪の見境がつかないという設定であるが、どちらかというと善で描かれている。また、見境がつかない故にとる行動は、時には「そうだ、そうだ」と頷かされる点もあり、ワルダーを通じて描いている部分もあるのではないか。ビジンダーに恋し、峠英介に激しくやきもちを妬く等、最も人間らしい側面を持つ。自分のエネルギー回路を使ってビジンダーに仕掛けられている爆弾を取り除いた結果、自らの余命が1週間なってしまい、最後の01との一騎打ちに臨んだが、空中に放たれた自らの刀が自身に突き刺さって死んでしまった、哀れなロボットである。

最後にキカイダー01とキカイダー。
01は完全な良心回路を持つ正義の戦士であるが、逆に言えばクソ真面目で面白みに欠ける。デザインもキカイダーに比べると今ひとつの感がある。また、太陽光線がないと、イチローは01にチェンジできず、戦闘能力も10分の1になってしまうという設定であったが、いつの間にか暗闇でも平気でチェンジし、十分な戦闘能力を持ち合わせている。途中で何か見逃している部分があるのか…。
キカイダーも、特に始めのうちは随分登場するのであるが、ジローがイチローのことを「にいさん」と呼んでいるのは何となく違和感を覚えてしまうし、やはりあのキカイダーの世界から離れてしまうと魅力は半減してしまうかなと。
それでも、いるだけで懐かしい感じがするのは、キャラクターの魅力であろう。

随分長くなってしまいましたが、次はロケ地について紹介したいと思ひます。

それではまた!


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キカイダー01考~その1 [キカイダー]

1ヵ月ほど前に「キカイダー01」のDVDボックスを購入したのだが、先日やっと全話見終えたので、ここにその雑感を記録しておきたいと思ふ。

私が「キカイダー」をこよなく愛していることは、このブログを始めた動機の一つが、その魅力を記録に留めておきたかったことからも明白であるが、「キカイダー01」の方は、それほどの思い入れがあるわけではなかった。
ただ、どうしても「キカイダー」と「キカイダー01」は、セットで論じられることが多いため、やはり01についても、キカイダーloverの私にとっては、今一度見識を深めておく必要があると感じたものである。

全体的な感想として、01そのものは鑑賞に堪えうる出来だと思うのであるが、キカイダーと比較するとやはり見劣りがするというのが率直な感想であった。
先入観も含め、色々と理由はあると思うのだが、一番に思ったのがストーリーの一貫性である。どうも話を進めて行くうちに、都度思いつきで方向転換されていったような気がする。
今回は、登場人物のうち、人間側のキャラクターの設定について考察したい。

まずは、キカイダーで言えば「マサル」に相当する「アキラ」の位置づけ。
彼はギル博士の実の息子で、背中に重大な設計図が記録されていることで、ハカイダーに追われる。後に登場する兄の「ヒロシ」にも設計図の一部が記録されており、二人合わせて、巨大ロボット「ジャイアントデビル」の設計図になっていたという設定であった。
アキラ、ヒロシは敵に捕らえられ、設計図は解読されてしまうのであるが、ジャイアントデビルは頭部が作られたところで01に破壊され結局完成しなかった。
こうしてここまでストーリーの肝であった筈の部分はうやむやになり、ひいてはアキラ・ヒロシも、その後も登場し続けるのではあるが、全体としてはどうでもよい存在になってしまった。

次に、カメラマン「百地頑太」について。
彼はキカイダーでいうところの「服部半平」に相当するキャラだったと思われるが、何のために登場しているか終始中途半端であり、途中から前触れもなく消えてしまった。

そしてリエコとミサオ。
ギル博士の下で、リエコはアキラの、ミサオはヒロシの世話係であったという設定。
リエコは第一話から登場し、アキラを常に影から見守り、危険が迫ると援護するのであるのであるが、ジャイアントデビルの件が落ち着いた頃に突然強くなったかと思うと、「実は人造人間だった」ということが明らかになり、アキラ達を守って爆死してしまう。ちょっと展開が急だったかなと。
また、ミサオはヒロシの世話係という設定に拘らず、特に後半はオトボケキャラが強まって、それらしい感じはなかった。どちらかというと、先の百地頑太の代わり、つまりは服部半平の役割がこのキャラに変換された印象である。

次回は、ロボット側の登場人物について論じてみたいと思ふ。

それではまた!


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